煉瓦造りの建物は幾つかあれど、「老街」という単語から連想される「歴史建築が連なる古い町並み」ではない。市場は活気があり、名物の地瓜 (サツマイモ) を使った大学イモが美味しい。
客家人の街。約 300m の街路の両側に煉瓦造りのアーチが連なる様は壮観。交通が極めて不便で、バスは通っているものの本数が少ない。臺鐵湖口車站までは 3km 程度、かつ道筋は比較的分かりやすいので、歩いて帰るのも一つの手。
食料品から衣料まで、何でも扱う地場の市場。午前中は地元民で大混雑。汐止は明代からの歴史ある街であり、台湾の開港後は附近で取れた茶葉を基隆河の水運によって淡水河まで運ぶ拠点だった。基隆河の水は満潮時にはここまで逆流してくるところから「水返腳街」と名付けられたが、日本統治時代の大正 9 年に「汐止」という名前に変わる。今でも日本統治時代の建物が幾つか残る。
日本の「油揚げ」の音写「阿布拉給」(アブラゲィ)、それが縮まった「阿給」はここ淡水発祥の油揚げを使った小吃で、絶対に試したい名物。また、海老のすり身を使った「蝦捲」に代表される各種の揚げ物系小吃はどれも美味しい。
バロック式建築が立ち並ぶ老街。日本統治時代は「本通」と呼ばれていた。古建築群が通りの西側に偏っているため、晴天の午後は逆光となり写真撮影には向かない。
