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"織田信雄の四男・信良が立藩した小幡藩の陣屋。雄川の断崖に臨む場所に設けられ、北側及び東側に土塁が残る。信良は福島村の福島御殿に入ったが、子・信昌の代の 1629 年から当陣屋の建設が開始され小幡に移った。信長の家系が尊重され小幡藩は 2 万石ながら国主格待遇だったが、明和事件で出羽高畠へ懲罰移封となり、国主格待遇も剥奪。その後に入った奥平松平家は城主格を認められ、陣屋も「小幡城」と呼ばれた。"

"吉井藩の陣屋の南西にあった櫓台の跡。鷹司松平家 3 代・信清が 1709 年に 1 万石を得て大名となり、その子・信友が当地に陣屋を築いた。鷹司松平家は元関白・鷹司信房の四男で、家光御台所・鷹司孝子を頼って江戸へ出た鷹司信平が松平の名字を与えられたことに始まる家 (親藩扱)。1 万石ながら国主格待遇で、参勤交代を免除され江戸に定府していた。"

"鎌倉時代後半に築かれた城館 (上野城) の跡。江戸時代には代官・深谷喜左衛門の陣屋として使われたという。敷地西側から北側にかけて重厚な土塁が聳え、周囲の耕地化されたスペースも明らかの堀跡と思しき空気を残す。甘楽町指定史跡としての名前は「吉田家の土塁・濠跡」。"

"小幡八幡神社背後、比高 50m ほどの八幡山山頂に設けられた砦。小幡氏の砦で、現在も南北に土塁跡と思しき高まりが残る。八幡山は公園化されており、神社北側を始めとして複数のトレイルコースからアクセス可能。"

"三菱合資会社の専務理事であった荘清次郎の別荘として 1916 年に建てられた杮板張の洋館。古我邸の名は、1937 年に日本土地建物の古我貞周が取得したことによる。設計は横須賀鎮守府司令長官官舎などを手掛けた桜井小太郎。"

"1929 年に華頂博信侯爵邸として建てられた木造 3 階建銅板葺、ハーフティンバー様式の洋館。侯爵邸でa英語名も「Marquis Kacho」なのに「華頂宮邸」と呼称される謎。華頂宮は伏見宮邦家親王の第 12 王子である博経親王から始まる宮家だが、4 代博忠王で断絶。弟の博忠王が臣籍降下して華頂侯爵家を創設した際、華頂宮の祭祀を継承している。"